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オンプレとクラウドの違い。経営スピード向上で経営力向上を

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ここ数年で企業の経営環境は大きく変化しています。

少子化による人口減少、インターネットの普及によるグローバルな競争、顧客の求めるサービスの高度化など、従来のやり方が通用しない、先が見えにくい時代になっています。
そのような厳しい環境の中、企業が業績を上げ、勝ち残っていくためには、経営のスピードアップが求められています。

今日は、経営のスピードアップについて書いてみます。

文:WAWAワーク編集部 井上

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経営強化に必要なものはスピードアップ

経営のスピードアップとは、単にスピードを求めて 「一か八かで決める」ことではありません

チャンスが来た際に、素早く捉えられて機敏に動けるかどうかということ。
そしてチャンスを捉えるためには、必要な経営情報をリアルタイムに把握しておかなければなりません。

スピード化には、IT化が必要

必要な経営情報をリアルタイムに把握しておくには、IT化は避けて通れません。

例えば、従業員が手書きの日報を終業時に提出し、翌朝に指示を出すようなやり方。一昔前では当たり前だったこの方法は、リアルタイムとは言えません。
また、経営会議に必要な売上資料や、商品開発用の試験結果やデータを手作業で作成・集計するのでは、他社に追い越されるのは目に見えています。

しかし、日報に書かれた顧客情報や、商品開発の問題点が、終業後ではなくその都度、経営者に報告されるとどうでしょうか。
日々の売上や、月間目標の進捗率がボタン一つで、見たいときはいつでも見られたらどうでしょうか。
ITを使うことで、こうしたリアルタイムの情報の一元化や共有化が実現できるのです。

クラウドサービスはスピードアップ可能なこと

ITシステムの用は、自社で機器や環境や用意して構築していく方法(オンプレミス)と、クラウドサービスを利用する方法があります。

スピードアップを重視するならば、圧倒的に「クラウドサービス」に利点があります。
次に、クラウドサービスのメリットについて見てみましょう。

クラウドサービスのメリット

クラウドサービスのメリットは多くありますが、経営スピードアップの観点で挙げてみます。

1.初期費も安価で、素早く始められる

オンプレミスは、サーバーやソフトウェアの購入、またそれに付随する構築作業や初期設定などが発生し、運用開始までに時間がかかります。

一方、クラウドサービスは「思い立ったら吉日」。サービスに登録してアカウントを作成するだけで、即時使えるものが多くあります。

必要だと感じた時に、素早く導入して運用開始することができますので、経営のスピードアップにつながります。

2.乗り換えも容易

何年も同じ取り組みばかり行っている。そういう会社は少ないでしょう。
次年度は新たな取り組みをするぞ、と思っても、今のITシステムでは運用に支障がある……。そういう場合はどうなるでしょうか。

オンプレミスでは高い初期費を払っているので、短期で運用をやめて他社のものを選ぶのには、かなり抵抗があります。
やめられないため、オンプレミスの仕様に合わせて運用をする、ということになります。

対してクラウドサービスは最低契約期間が設定されているものもありますが、だいたいは1か月~1年間程度で、初期費も微小です。思い切って他社のサービスに切り替えられます。
また契約して運用してみたものの、合わない……。その場合も、利用を中止して、すぐに他のサービスに切り替えることもできます。

経営は、どんどん変わっていくものです。
その時にあったITシステムを選ぶことができるのも、クラウドサービスの利点です。

3.どこでも利用できる

スピード経営を目指すなら、社内・社外問わずに情報を把握し、活用することが必要です。

その点、クラウドサービスなら、社外からの利用も簡単にできるメリットがあります。
会社のパソコンだけでなく、外でスマホから情報を確認し、その場ですぐに部下に指示を出すことも可能です。
タイムリーな対応が業績向上につながるのは言うまでもありません。


4.常に最新のバージョンを使えてメンテナンスが不要

あなたの会社では、システム管理者がいますか?

いるのであれば、トラブル時はどうされていますか?土日夜間でもシステム担当者が対応する……。そうではありませんか?
場合によっては、メーカー待ちで業務が止まってしまうなんていうことも。

クラウドサービスのバージョンアップやメンテナンスは、サービス提供会社が行うため余計な業務が増えることはありません。
システムの管理者がいなくても導入・運用が可能です。

5.高いセキュリティを期待できる

オンプレミスとクラウドサービスを比べると、オンプレミスの方がセキュリティが高い。そう思われている方も多いと思います。

クラウドサービスは、インターネット回線や共用のサーバーを利用して、提供するのが前提です。
様々な脅威がありますが、クラウドサービスの提供事業者は、それらの脅威に対応するよう様々なセキュリティ対策をとっています。

管理者不在のオンプレミスより、安心して任せることができますよね。

クラウドサービスのデメリット

もちろん、クラウドサービスのデメリットも承知しておく必要があります。

1.ネットワーク障害が発生すると利用できない

クラウドサービスは、インターネットが接続できる環境ならどこでも利用できる、というメリットがある反面、ネットワーク障害が発生するとクラウドは利用できません。

2.自社の業務にぴったり合わない場合がある

自社の業務に合わせてオリジナルで構築するシステムと比較すると、既成の機能を使うクラウドサービスでは、運用面を変更したり工夫したりすることが求められます。

クラウドサービスは経営のスピード化に役立つ

メリット、デメリットを理解した上でトータル的に見ると、業績アップのためにクラウドサービスは有効な手段ではありませんか?
クラウドサービスを活用して、会社の経営情報をリアルタイムに把握し、タイムリーに対策をし、ライバル会社に先手を打つ。

これからの時代、素早く意思決定をして、数少ないビジネスのチャンスを逃さないことが業績アップの鍵となるでしょう。


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