グループウェアと社内SNSの違いは？

「業務改善のために、グループウェアを導入しよう」と考えた際に、
「社内SNSとはどう違うのか？」ということについて疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、グループウェアと社内SNSはどう異なり、
ビジネス面ではどちらの導入が適しているのかをご紹介します。

グループウェアとは

グループウェアは、社内や部署内などの単位で
スケジュールや業務の進捗状況、
各メンバーの動向などをリアルタイムで共有できるビジネスツールです。
個人間で送受信できるメッセージ機能や掲示板などの機能もありますが、
おもな目的はグループ単位での情報の共有や一元化です。
ワークフローシステム（決裁・承認ツール）や会議室の予約機能なども備えたものもあり、
チーム単位で行うビジネスで効果的な活用が見込めます。

社内SNSとは

社内SNSとは、
社員同士が情報交換をしたり、
リアルタイムで忌憚なく意見をやり取りしたりするためのコミュニケーションツールです。
全社的な情報の共有や即時周知などの目的よりは、
社員個人間での意見交換や要望の投げかけなどに有効性があります。
Facebookなどのようなプライベートで活用できるSNSツールが、
社内版として設けられているものと考えると分かりやすいでしょう。

グループウェアと社内SNSの違い

グループウェアは掲示板やメッセージなど個人間のコミュニケーションに役立つ機能を備えながら、
メンバーのスケジュールを一元管理できたり業務プロセスの進捗を可視化できたりするなど、
実務にも役立てられる機能が多く備わっている点が特徴。
業務改善や売り上げアップなどを具体的な目的として導入を考えるなら、
グループウェアの導入がおすすめといえます。

一方、社内SNSは基本的には社員間のコミュニケーションをおもな目的としており、
業務上の情報や課題点などを全体的に確認することは不向きな点が両者の違いです。
個人に関する情報を共有してコミュニケーションを増やすためには有効なのですが、
ビジネス全体の効率化に対する貢献度はそれほど高くならない可能性もあります。

上記のように、
社内SNSは目的をはっきりさせて導入すれば役立つかもしれませんが、
漫然と利用しているだけではビジネスの効率化には貢献できない可能性があるという点が、
グループウェアと社内SNSの大きな違いです。
業務改善や売り上げ向上など具体的な目的をもって導入するなら、
グループウェアを選択すると良いでしょう。
グループウェアは社内SNS的な機能も備えていることがほとんどですから、
コミュニケーションアップと業務効率化の両者を1つのツールでかなえることができます。

おわりに

今回は、混同しがちなグループウェアと社内SNSの具体的な違いについて説明しながら、
ビジネス効率アップを目指すにはどう活用すべきかについてご紹介しました。
社内SNSを一旦導入して「やはりグループウェアのほうが良かった」となるよりは、業務管理と社内SNS機能を両立できるグループウェアを初めから導入することを検討すると良いでしょう。

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