内部統制がとれていない組織は、常にリスクを背負って事業を運営しているようなものです。
そもそも内部統制とは何か? 組織にどんな影響を及ぼすのかを勉強(すでに知っているという方は復習)をして、リスクヘッジをしていきましょう。
そして、イチから再建を考えているという企業には、オススメのアプリがあるので、そちらも併せて紹介していきます。

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基礎から学ぶ内部統制

内部統制は、組織が適正に業務を遂行するための体制のことです。
組織が目的に対して効率的に達成するために、その組織内においてルールをつくったり、業務の流れを整備していくことを指します。
内部統制は、4つの目的を達成するために存在しています。

・業務の有効・効率性の確保
・財務報告の信頼性の確保
・事業活動に関わる法令の遵守
・資産を保全


これらが達成されていると「内部統制がとれている組織」と判断できます。
4つの目的が達成されていないと、業務の効率が悪く、いつまでたっても会社の経営状態が良くなりません。
さらに、虚偽の報告をすることが当たり前になったり、社員が法令違反をして不祥事が世の中に明るみになり会社の存続が危ぶまれたり、不当な手続きで資産が劣化したりと、会社の運営ができなくなってしまうのです。

内部統制が取れていないとどうなるのでしょうか? 以下の例を参考にしてください。

A社員「出張費の立て替えが10万円ありました。経費精算書に記入しているので精算してください」

立て替え経費は5万円でしたが、Aは嘘をついてだまし取ろうとしていました。領収書の添付もなく、本来ならばここで発覚するはずなのですが……。

B事務員「分かりました。処理しておきます。」

上司の承認や、領収書の添付などがされていないにも関わらず、ルール(内部統制)が作られていないばかりに、起きてしまった事象です。
これは、会社にとってもリスクのあることですよね。

上記は極端な例ですが、このようなことがまかり通ることになり、このまま放置していると組織は崩壊してしまいます。だから、組織にとって内部統制は必要なのです。
この内部統制は、一見難しく考えがちですが、いざまとめてみると、当たり前のことではないでしょうか。
改めて自社には内部統制がとられているのか振り返ってみてください。
一度精査することも、リスクを回避する一歩となります。
もちろん、どれかが達成されて、どれかが達成されていないというのは論外。
4つの目的をしっかり達成させてこそ内部統制がとれていると判断できるのです。

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他にも、コスト削減や承認漏れの防止など、様々なメリットも生まれますので、是非、導入を検討してみてください。

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